水太りの原因と改善方法
水太り体質
「ダイエットには水が大切」の記事でお話した通り、代謝を上げてむくみを解消する為には水を飲むことが大切です。1日に2リットルの水分 (飲料水1,2リットル/食品に含まれている水分0,8リットル) をとることが好ましいと言われています。

でも、「水を飲んでも太る」という方いますよね。
実際には水を飲んだだけで脂肪がつくことはありません。水にカロリーは無いのですから。
水にも当然重さがありますから、飲んだ水の量だけ一時的に体重は増えますが、代謝によって汗や尿で排泄されるので普通は気にする必要はありません。
しかし、体質によっては摂取した水がうまく排泄されずに体内に残ってしまい、体がむくんでしまう いわゆる「水太り」タイプの人もいます。
生活習慣を少し見直すだけでも水太り体質は改善できます。
今回はその方法をいくつか紹介していきます。
水を飲む時間帯
できるだけ午前中 (朝起きた直後から昼間での時間帯) に多めに摂ること。
午前中は体が排泄モードの時間帯なので、水は飲んだら飲んだ分だけ「呼び水」になり排泄されます。結果、むくみが取れるのです。
逆に、夕方から夜にかけては水を控えめにしましょう。
水分を蓄えやすい時間帯なので むくみの原因になります。
カリウムを含んだ食事
朝食にフルーツを食べると、フルーツに含まれるカリウムが作用して利尿効果が更に高まります。中でも、「イチゴ」はオススメです。イチゴには、カリウムがたくさん含まれているので、むくみ防止に役立ちます。
フルーツでなくても、キュウリやトマトといった主に”夏野菜”にも利尿作用があります。
夏でしたら、スイカやメロンも同様の効果があるので、朝に食べるといいでしょう。
水のガブ飲みはNG
一度に大量の水を飲むと内臓に負担をかけ、体を冷やしてしまうので注意して下さい。
水分を摂るときは、常に 「少ない量をこまめに飲む」 のが鉄則です。
トイレを我慢しない。
水太りタイプの人は、トイレを我慢するのだけはやめて下さい。すっきり排泄してむくみを蓄えないようにすることが大事です!
トイレの回数が少ない方は回数を増やしましょう。
1日3、4回しかトイレに行かないという人は少ないです。1日8回トイレに行くことを目標にしましょう。
インスタント食品・コンビニ食を控える
塩分の高い食事を摂ると、喉が乾き たくさん水分を摂ってしまいます。
体内の塩分濃度が濃くなると、濃度を薄めるために体内に水を溜め込もうとする為です。
塩分の高い食事をした翌日体重が増えていたり、むくみが取りきれてなかったりするのはその為です。
インスタント食品・コンビニ食・外食などには、凄まじい量の塩分が含まれています。
こういった食事が多い人、または、常に塩分の高い食事・濃い味が好きな人は注意しましょう。
特に、夕食は塩分の量に気をつけて下さい。
冷たい飲み物
冷たい飲み物は、ガブ飲みしてしまう恐れがあります。
喉が乾いたときは、特に美味しくて無駄に飲み過ぎてしまうことも。
それは体が冷える原因になります。体が冷えれば代謝も下がり、余計にむくみやすくなります。
最近は常温のドリンクを売っているコンビニ・スーパーも多いので、飲み物は常温、できれば温かいものを飲むことをオススメします。
冷房をきかせ過ぎない
先ほどの【冷たい飲み物】と同じ理由で、夏場 暑いからといって冷房をきかせ過ぎると、体が冷え、代謝機能が下がってしまいます。
体を冷やし過ぎないように注意しましょう。
水を控えるのは厳禁
水太り解消には「水を飲む」
「水太りするのが嫌だから」と言って水を飲む量を少なくしていると、老廃物を排泄しにくくなり代謝機能も低下してしまいます。
こうなると余計に水太りしやすい体質になってしまいます。
水太りを改善する為には、きちんと水分をとらなくてはならないのです。
水が少ないと病気や便秘の原因にも
また、ダイエット上の問題だけではなく、水分の摂取量が少ないと便秘の原因になったり、血管が詰まることで血栓などの病気を引き起こしてしまう可能性もあります。また、夏場ですと熱中症や脱水症状になってしまうこともあり得ます。
水太り解消方法まとめ
水の飲み方に気をつける
・ガブ飲みしないでこまめに摂る
・午前中はよく飲む/夕方〜夜は控える
・冷たい飲み物を飲み過ぎない。できれば常温やホットで。
食事
・塩分は控える
・インスタントやコンビニ食に頼りすぎない
・カリウムををとる(フルーツやキュウリ・トマト)
生活習慣
・トイレはこまめに行く(1日に8回以上)
・体を冷やさない
水太りが解消すると、むくみが取れて体がスッキリするだけでなく代謝もさらに上がり、痩せやすい体質へと変わっていきます。
「水を飲むだけでも太る」という方は、今日からでも”正しい水分の摂り方”を行いましょう。
